5月11日・12日の両日、札幌市内で開催された、発達障害コミュニケーション初級指導者認定講座を受講してきました。

 発達障害に関する専門的な知識の習得と関わりの基本を学ぶ、という講座で、ご一緒した参加者は、発達障害児の保護者さん、保育や療育に関わる方など、実に様々でした。

 
学習塾講師の業務でも、もう一つの顔である社労士の業務でも、発達障害にまつわるエピソードが実にたくさん出てくるのです。障害児(者)ご本人はもちろんのこと、ご家族や職場の同僚など、関わりを持つたくさんの方々が不自由を感じる場面がそれだけあるということ。そんな方たちに対してもさりげなくサポートができたら、そんな思いから講座を受講しました。

 初日は午後から5時間、発達障害の特性について、発達障害児者への基本的な配慮について学びました。発達障害の定義については、なんとなくは知っていたものの、有名人や身の回りの人に、おやっ、と思い当たる人が相当数いらっしゃることに衝撃を受けました(自分にも多少なりともそんな傾向も・・・(笑))。

 様々な発達障害は、単独で存在するよりも、併存していることが多く、それが治療や療育の関わり方を困難にしているという現状、本人の努力不足や親の育て方が悪いといった誤解や偏見、まずは『発達障害を知る』ことが、一番のサポートなのではと感じました。

 障害の内容や程度に応じて、環境を整えたり、適切な配慮をすれば、発達障害児(者)も十分に学習、就労できることも学びました。
【適切な配慮の例(知的障害の場合)】
 ・一つずつ、短く、わかり易く、5W2Hを活用し、肯定的な言葉で。
 ・集中力が続くように周囲の刺激を遮断する。
 ・能力に応じた課題や宿題の設定を行う。
 ・具体的な事例や人をお手本に、口で言わず、やって見せてあげる。
 ・ゆっくり、繰り返し、反復して練習し、体で覚えていく。
 ・言葉(音)は消えてしまうので、絵や図や文字で書いて残す。
これを見て、ん?て思った方はいますか?
適切な配慮って、特別な配慮じゃないんです。これってまさに生徒や新入社員、部下への指導の基本そのもの。発達障害を持つ人が過ごしやすい環境って、みんなが過ごしやすい環境なんだと気づくことができました。

(つづく)